介護医療院の定義

介護医療院とは、【医療】【介護】【住まい】の3つの機能を併せ持つ新たな介護保険施設です。

介護医療院とは、要介護者であって、主として長期にわたり療養が必要である者に対し、施設サービス計画に基づいて、療養上の管理、看護、医学的管理の下における介護及び機能訓練その他必要な医療並びに日常生活上の世話を行う事を目的とする施設です(介護保険法第8条第29項)。

他施設との比較

介護医療院 特別養護老人ホーム 老人保健施設
役割 長期間に渡って療養する
生活施設
長期間に渡って療養する
生活施設
在宅復帰を目指す施設
入居条件 要介護1以上 要介護3~5 要介護1以上
医師 24時間配置 不在 夜間休日不在
その他特徴 看取りも視野に入れた
長期入居が前提
食事・入浴など日常生活の
支援や健康管理などを受けられる
リハビリを目的とした
期限付きの入居

介護医療院3つの特徴

特徴1他施設からの転入が容易

介護医療院は「在宅扱い」になるため、地域包括ケア病棟・回復期リハ病棟・急性期病棟や他の介護施設からの転入が容易です。
病院や病棟での入院ではなく在宅に近い環境で療養していただく為、利用者様が自分らしい暮らしを続けていただく事ができます。

特徴2医学管理下で長期間の療養が可能

医師・看護師が24時間対応。
「看取りやターミナルケア」等の医療機能と「生活施設」としての機能を兼ね備えた施設です。
医療機関に近い職員数が配置されており、他の介護施設では対応の難しい喀痰吸引や経管栄養などにも対応しているため、最期までご利用して頂くことができます。

特徴3プライバシーに配慮した入居部屋

長期に療養生活を送っていただくにあたり、家具やパーティション等による間仕切りの設置など、プライバシーに配慮した療養環境を整備しています。
これまでの「病室」ではなく「生活の場」となることから、家具やパーティション等により利用者様のプライバシーを確保するだけでなく、利用者様の居室に愛着のある物などを持ち込んで頂き、自分らしい環境で生活していただく事ができます。